復元工事の記録

最終更新:2011年(平成23)7月15日

解説協力:株式会社 建文

万徳旅館

青梅市西分町に幕末に建設され、明治初期に増築された旅館(旅籠)です。青梅街道に面して建っていたこの旅館は、富山の薬売りなどの行商人が多く利用していました。園内の川野商店や小寺醤油店などと同じ「(だし)(げた)造り」という形式で、何本もの腕木が壁に取り付き、「出桁」と呼ばれる長い横材を支えます。内部は昭和20年代の情景を再現し、2011年(平成23)9月3日より公開されています。

  • 2010年(平成22) 6月11日

    万徳旅館

    残土の排出

  • 6月11日

    万徳旅館

    基礎 コンクリートの流し込み作業

  • 7月8日

    万徳旅館

    基礎 コンクリートの流し込み作業

  • 7月24日

    万徳旅館

    基礎の型枠とりはずし

  • 9月17日

    万徳旅館

    保管されている万徳旅館の古材

  • 9月17日

    万徳旅館

    復元設計担当者の説明を受ける職員とインターン生

  • 9月17日

    万徳旅館

    柱がのる玉石

  • 10月14日

    万徳旅館

    万徳旅館の仮組み作業も順調に進んでいます。

  • 10月14日

    万徳旅館

    屋根を支える小屋組

  • 10月14日

    万徳旅館

    伝統的な「和小屋」という形式

  • 10月22日

    万徳旅館

    柱と基礎をつなぐために、見えない所にボルトを埋め込む作業

  • 10月23日 ミュージアムトーク

    万徳旅館

    ミュージアムトーク「万徳旅館と大和屋本店」(米山勇 研究員)

  • 10月23日 ミュージアムトーク

    万徳旅館

    復元設計担当者による解説

  • 10月23日 ミュージアムトーク

    万徳旅館

    パネルを使って細やかに説明

  • 10月23日 ミュージアムトーク

    万徳旅館

    継手模型により、精緻な大工技術に迫ります。

  • 11月4日

    万徳旅館

    いよいよ屋根工事へ

  • 11月10日

    万徳旅館

    小屋組ができてきました。

  • 11月23日

    万徳旅館

    屋根の骨組みができあがりました。

  • 11月27日

    万徳旅館

    上棟式

  • 11月27日

    万徳旅館

    上棟式

  • 11月27日

    万徳旅館

    上棟式

  • 11月27 日

    万徳旅館

    上棟式

  • 11月27日

    万徳旅館

    上棟式

  • 12月11日

    万徳旅館

    屋根に杉皮が葺かれ始めました。

  • 12月18日

    万徳旅館

    壁の骨組みがよく見えます。

  • 12月18日

    万徳旅館

    屋根の杉皮がだいぶ葺かれています。防火上、完成時には覆われます。

  • 12月24日

    万徳旅館

    12/18に比べると、壁の下地が密に組まれています。

  • 12月24日

    万徳旅館

    壁の下地は、竹を一本ずつ手作業で取り付けていきます。

  • 12月24日

    万徳旅館

    このように。

  • 12月24日

    万徳旅館

    中から外を見るとこんな具合です。

  • 12月24日

    万徳旅館

    日本建築ならではの繊細な構造です。

  • 12月24日

    万徳旅館

    屋根を支える和小屋組

  • 12月24日

    万徳旅館

    金属材で耐震補強をしています。

  • 12月24日

    万徳旅館

    古材と新材を使いわけています。

  • 12月24日

    万徳旅館

    新材には、後世に伝えるための焼き印が押されます。

  • 12月24日

    万徳旅館

    非常に精巧な仕事です。

  • 2011年(平成23)1月25日

    万徳旅館

    土壁が仕上がりました。

  • 2月1日

    万徳旅館

    内部仕上げも着々と進んでいます。

  • 2月7日

    万徳旅館

    美しい屋根の入り組みです。(正面側から撮影)

  • 2月7日

    万徳旅館

    美しい屋根の入り組みです。(背面側から撮影)

  • 2月7日

    万徳旅館

    隅はきれいに整えられます。

  • 2月7日

    万徳旅館

    棟は杉皮の重なりを多くして雨が漏らないようにします。

  • 2月20日

    万徳旅館

    上の屋根は杉皮葺、下の屋根は橡葺きです。

  • 2月23日

    万徳旅館

    土が乾燥しヒビ割れた部分に、さらに土を塗り込み、平坦にします。

  • 3月4日

    万徳旅館

    杉皮葺の屋根を防火のため、大波鋼板で覆います。

  • 3月4日

    万徳旅館

    外壁の下見板を取り付けます。

  • 4月14日

    万徳旅館

    内部もできあがりつつあります。

  • 4月14日

    万徳旅館

    五右衛門風呂の釜土制作中

  • 4月19日

    万徳旅館

    旧鬼飾りを補修して使用しました。

  • 4月25日

    万徳旅館

    正面立面が現れてきました。

  • 4月25日

    万徳旅館

    雨が落ちる部分(雨落ち)の工事を始めています。

  • 4月28日

    万徳旅館

    玉石礎石の間の隙間を埋める石(差石)を仮置きしています。

  • 5月15日

    万徳旅館

    車椅子用のスロープの工事が進んでいます。コンクリート投設完了。

  • 6月7日

    万徳旅館

    旅館名の入ったすりガラスのほとんどは、旧材を使用しています。

  • 6月7日

    万徳旅館

    旅館正面の建具を、古色塗りしています。

  • 6月7日

    万徳旅館

    大和塀が設置され、完成が近づいています。

  • 6月7日

    万徳旅館

    裏口の釣瓶井戸

  • 6月9日

    万徳旅館

    古色塗りを行なった正面建具の色が、だいぶ落ち着いてきました。

  • 6月9日

    万徳旅館

    背面側の四ツ目垣の工事

  • 6月12日

    万徳旅館

    四ツ目垣には、ヒイラギモクセイを植えました。

  • 6月21日

    万徳旅館

    雨戸を閉め切った様子

  • 7月12日

    万徳旅館

    建築工事が完了し、これから展示工事が始まります。

  • 7月15日

    万徳旅館

    建物の取り扱い説明と鍵の引き渡しが行なわれました。