2009年度(平成21)
会期:2010年(平成22) 3月20日~5月30日
多摩地域の酒造りの歴史をたどるとともに、酒蔵(造り酒屋)が担っていた役割の中から文化活動を取り上げて、酒蔵が酒造りだけではなく、地域社会に対して果たしていた異なる側面を紹介しました。また、酒の銘柄やラベルデザイン、酒蔵の景観や建築図面などから酒や酒蔵と地域との関係について考えました。
古文書や錦絵、ラベルのほか、酒蔵に所蔵されている貴重な資料、各酒蔵の写真パネルや酒蔵への調査から明らかになった図面のパネルを展示しました。身近な地域でも独自の産業があったことを感じていただくとともに、酒蔵が地域にとってさまざまな役割を果たしていたことに理解を深めていただきました。また、酒蔵の減少とともに変貌していく近年の多摩地域の景観についても実感していただけた展覧会でした。
会期:2010年(平成22) 1月5日~3月7日
会期:2009年(平成21) 10月10日~12月20日
会期:2009年(平成21) 6月13日~9月27日
私たちの暮らしを取り巻く華やかで美しく、時にはユーモラスな看板や貼り紙たち。本展覧会では、豊富な実物資料とともに、その歴史と実態に迫ります。江戸時代から昭和40年代までの看板や幟(のぼり)にみる多様なデザインと力強いメッセージ。今をときめく路上観察学会の諸氏が採集(撮影)した不思議で、奇妙で、素敵な看板・貼り紙の数々。これらが所狭しと並び、皆様を魅惑のカンバン・ハリガミワールドへと誘います。
時代の息吹を感じさせる明治時代の木製看板、レトロでポップなホーロー看板、ユーモラスな貼り紙の数々。展示室に並ぶ看板や貼り紙を前に、多くのお客様が、時には感嘆の声をあげ、時には微笑みながら資料に見入られている姿がとても印象的な展覧会でした。
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