2007年度(平成19)
会期:2008年(平成20) 3月28日~6月1日
古来より森林資源が豊富であった日本では、さまざまな形で木造建築が造られてきました。雄大かつ繊細な寺社建築や骨太で力強い民家建築など、木材の性質を活かしつつ環境に合致した高い技術と表現は、世界的な評価を受けています。本展では詳細に造られた模型や、技術の粋が見られる部材などを展示することにより、木造建築が持つ魅力に迫ります。
古代の寺社建築から近代の木造モダニズム建築、そして現代建築まで。「木造」という切り口で、古今東西の建築を結集した展覧会は前例がなく、日本の木造文化の奥深さを多くの方々が再認識されたことと思います。
会期:2007年(平成19) 12月8日~2008年(平成20) 3月9日
めくるめく時代の流れのなかで、社会の変容に伴い生活様式も大きく変化してきました。現代の私たちの生活は、歴史の流れとともに、先人の知恵や工夫、技術的進歩によってたどり着いたものでしょう。 しかし、そこはまだ通過点に過ぎません。これからの生活をより豊かにするために私たちにできることとは・・・。
私たちの身の回りの物がどう変わってきたのか、そして暮らしがどう変わってきたのか。本展覧会では台所道具を中心とした生活用具を展示しました。
会期:2007年(平成19) 9月22日~11月25日
神田上水と並び、江戸の二大水道として利用されてきた玉川上水が完成したのは、今から350年以上前の承応3年(1654)のことでした。江戸時代、明治、大正を経て昭和に至るまで、江戸・東京の市民の飲料水として利用されてきました。また、そこから分かれた分水も多摩地域の人々の飲料水や灌漑用水として利用されました。
本展覧会では、江戸時代から現代まで、この玉川上水と分水が果たした役割をうかがえる資料を約60点展示しました。玉川上水の流れを示した大きな立体地形図も展示され、熱心に見入るお客さまの姿が多く見られました。
会期:2007年(平成19) 7月18日~9月9日
海野和男氏が撮影した数多くの作品の中から、“東京の昆虫”を中心に約80点の作品を展示しました。東京に生息する昆虫の姿を「春夏秋冬」で紹介したり、昆虫が持つさまざまな特殊な能力なども解説しました。また昆虫の生態について、海野氏の解説を交えて紹介する映像作品もあわせて上映し、たくさんのお客さまにご覧いただきました。
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