都市にはさまざまな乗り物が活躍しています。加えて時代によっても車種は独特でした。乗り物は都市の時代相を表現していると言ってもよいでしょう。
では、乗車している人はどうでしょうか。時代が遡ればのぼるほど、身分・階層が限定されます。このことの法制すら存在しています。また乗り物の運行にともない、動力となる奉仕者も存在しました。無論、乗り物を制作する職人もいました。乗り物に注目すると都市に暮らすさまざまな人々の営みが浮かびあがってきます。
江戸東京博物館が所蔵する乗り物資料から、都市のなかの一断面を切り取ってみました。郊外にまで延びた電車やバスを利用する私たちですが、交通手段のなかにも探るべき歴史があることを感じていただければと思います。
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①東京日本橋風景(バナー展示) 1870年(明治3)
②黒塗牡丹唐草蒔絵雛道具 女乗物 江戸時代
③オーディナリ型自転車 1880年(明治13)
④人力車 明治時代後期
⑤オートバイ インディアン パワープラス 1919年(大正8)
⑥小浜藩主酒井若狭守使用引戸網代乗物之図 江戸時代末期
⑦牡丹唐草蒔絵雛道具 御所車 1827年(文政10)
⑧献物駕籠 江戸時代末期
⑨ミショー型自転車 1865年(慶応1)~1870年(明治3)
⑩初代秋葉大助肖像画 明治時代後期~大正時代 (展示期間:3/23 - 5/26)
⑪人力車免許証 1922年(大正11)・1924年(大正13)
⑫絵葉書 東京市電気局最新式ボギー車 明治時代末期~昭和時代初期
⑬東京市電の路線図 1924年(大正13)
全て、東京都江戸東京博物館蔵
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