※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、展示室内は人数制限を行う場合があります。
本展は、INAXライブミュージアム、多治見市モザイクタイルミュージアムと当園の3館共同企画により開催する、日本におけるタイルの源流と歩んだ歴史を探り、未来へ向けた第一歩を見出そうとする巡回展です。
古代エジプトが起源とされるタイルは、その耐久性と汚れを落としやすい特性から世界各地に広まり、日本へも様々な地域を経由して伝わりました。そして伝来の経緯から様々な名で呼ばれていたこの薄板状のやきものは、西洋建築の隆盛や生活様式の変化により需要の高まる1922年(大正11)に統一して「タイル」と呼ぶことが定められました。以後、地震や戦争などの大事を経ながら、暮らしや都市の変化に合わせた日本のタイル文化が花開きます。
本展では、名称統一以前までに醸成されてきたタイル文化の変遷を辿りながら、台所、トイレや洗面所、ビルや大学、地下鉄の駅、銭湯など、さまざまな場で多種多彩に使われてきた日本のタイル100年のあゆみを時代背景とともに紹介します。本展を通して、美と用の間でタイルが果たしてきた役割を振り返り、暮らしや建築の未来を考える機会となれば幸いです。
第1章 日本のタイルの源流をさぐる
第2章 タイルの普及と名称統一
第3章 美と用の100年史
柿右衛門色絵応龍文陶板 17世紀 写真提供:前坂晴天堂
平和記念東京博覧會全景鳥瞰図 1922年(大正11) 東京都江戸東京博物館所蔵
子宝湯浴室のタイル 1929年(昭和4) 江戸東京たてもの園内
※1枚目の写真掲載のタイルはINAXライブミュージアム・多治見市モザイクタイルミュージアム所蔵/撮影:梶原敏英
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園内のたてものには、タイルが見られる箇所がたくさんあります。
このマップでは、どのたてものでどのようなタイルが見られるのかをご紹介しています。
園内の散策にお役立てください。展示室でも配布中!
講演会やワークショップ、ミュージアムトークなど、タイルの魅力を発見する事業を開催!
①特別展関連講座(えどはくカルチャー)
「震災復興とタイル」
3月15日(水) 14:00~15:30 ※終了しました
会場:江戸東京たてもの園ビジターセンター多目的ホール
講師:沓沢 博行(学芸員)
定員:40名 ※事前申込が必要です。
受講料:1,000円(たてもの園友の会・ボランティア800円)
申込締切:2月28日(火)※お申し込み方法はこちらをご覧ください。
②ミュージアムトーク
5月27日(土) 14:30~ ※終了しました
「特別展『日本のタイル100年―美と用のあゆみ』みどころ」
担当:沓沢 博行(学芸員)
7月22日(土) 14:30~ ※終了しました
「たてもの園でタイルめぐり」
担当:生田 真菜(学芸員)
③ワークショップ
「タイルで工作してみよう!」
コースターかフォトフレームをお選びいただき、モザイクタイルを使ってデコレーションする体験ができます。自分だけのオリジナル作品を作りましょう!
6月4日(日) 11:00~、14:00~(各回1時間程度) ※終了しました
会場:江戸東京たてもの園ビジターセンター多目的ホール
担当:生田 真菜(学芸員)
対象年齢:小学生以上
定員:各回15名 ※各回30分前から参加券配布(先着順)
参加料:無料
参加ご希望の方は、当日会場で配布する参加券をお受け取りください。
お一人様1回までご参加いただけます。
「光るどろだんごを作ってみよう!」
特別展を共催しているINAXライブミュージアムの「光るどろだんごづくり」体験教室から講師をお招きします。夏休みの思い出に、自分だけの光るどろだんごを作ってみましょう!
7月23日(日) 11:00~、14:00~(各回1時間程度) ※終了しました
会場:江戸東京たてもの園ビジターセンター多目的ホール
講師:INAXライブミュージアム 光るどろだんごづくり体験教室 講師
対象年齢:小学生以上
定員:各回15名 ※各回30分前から参加券配布(先着順)
参加料:無料
参加ご希望の方は、当日会場で配布する参加券をお受け取りください。
お一人様1回までご参加いただけます。
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