1万年以上にわたって続いた縄文時代。この長い時代を生きた縄文人のくらしぶりとは、どのようなものであったのでしょうか?
江戸東京たてもの園では、江戸東京博物館の特別展「縄文2021 ―東京に生きた縄文人―」の開催にあわせ、特別展「縄文2021―縄文のくらしとたてもの―」と題した展覧会を開催します。
1954年(昭和29)から91年(平成3)まで開館していた当園の前身「武蔵野郷土館」は、武蔵野の歴史を広く紹介するため、東京をはじめとして関東地方一帯で発掘調査を行い、大きな成果をあげました。また屋外展示として、竪穴住居や縮小した古墳などを復元するなど、体感的な展示手法を用いた画期的な博物館でした。当園は、「武蔵野郷土館」収集の資料を引継ぐとともに、東京の歴史的建造物を移築・復元しています。
本展覧会では、「武蔵野郷土館」収集の資料を中心に縄文人のくらしぶりを紹介するとともに、園内東ゾーンに、復元縄文住居を展示いたします。1万年を超える歴史の流れを、目で見て、体感できる展覧会です。
第1章 武蔵野郷土館による遺跡発掘史
第2章 縄文のくらし
第3章 縄文のたてもの
屋外展示 1. 復元縄文住居 2. 復元丸木舟
装飾把手付土器
(八王子市中原遺跡出土 縄文時代中期)
深鉢形土器
(調布市下布田遺跡出土 縄文時代晩期)
埋葬された縄文人
(茨城県稲敷市広畑貝塚出土 縄文時代後期)
貝輪
(茨城県稲敷市広畑貝塚出土 縄文時代後期・晩期)
土偶から再現した縄文人の髪型
撮影/佐久間庄司
(福島県立博物館蔵)
屋外展示 復元縄文住居
© EDO-TOKYO OPEN AIR ARCHITECTURAL MUSEUM All rights reserved.