2020年(令和2)
江戸時代に人々の憩いの場として広まり発達した銭湯は、時代とともにその姿を変えながら、今日まで存在してきました。足立区千住元町より当園に移築し、保存・公開している「子宝湯」(1929年)は、にぎやかな装飾と社寺建築を思わせる外観を備え、「東京型銭湯」の特徴を表す建物です。脱衣所の外に設けられた縁側と庭、浴室壁のタイル画や富士山のペンキ絵など、やすらぎを演出する仕掛けが随所に施されています。
平成そして令和へと時代が移り変わる中、銭湯は年々数を減らしながらも、人と人が交流する場として、私たちにぬくもりと希望をもたらし続けています。本展では、東京の銭湯の歴史をひもとき、銭湯が社会に果たした役割や変遷を紹介しながら、その魅力に迫ります。
子宝湯浴室
プロローグ〈日本入浴史〉
第1章 江戸東京の入浴事情
第2章 東京型銭湯
第3章 銭湯黄金時代
第4章 平成の銭湯
エピローグ〈銭湯新時代〉
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❻「ケロリン®」は内外薬品株式会社の登録商標です。
内外薬品は富山めぐみ製薬に事業承継しました。
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❶諸国温泉効能鑑 (江戸東京博物館蔵) ❷時世粧年中行事之内 競細腰雪柳風呂 (江戸東京博物館蔵) ❸湯屋御見世建地之図 (江戸東京博物館蔵) ❹建設中のタカラ湯 (タカラ湯蔵) ❺守妙湯看板 (江戸東京博物館蔵) ❻ケロリン桶 (個人蔵) ❼露天風呂のある銭湯 (堀田湯)
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