過去の展示一覧

2014年


© Studio Ghibli
■「ジブリの立体建造物展」
会期:平成26年7月10日〜平成27年3月15日

本展は、スタジオジブリ作品に登場する様々な建物にスポットを当て、映画に登場する建物の模型や、映画に登場する建物の設定資料、背景画といった美術資料を展示しました。会期中は39万人ものお客様にご来園いただきました。


スタジオジブリ企画の展覧会は、平成14年度〜平成15年度に行われた「江戸東京たてもの園と千と千尋の神隠し」展以来となりました。


■「憧れのモダン住宅 ー建築家土浦亀城と信子夫妻の提案ー」
会期:平成26年3月15日〜5月15日

この展覧会では、建築家 土浦亀城・信子夫妻と、彼らの自邸をご紹介しました。

土浦亀城は、1897年(明治30)茨城県水戸市生まれ。1919年(大正8)に東京帝国大学建築学科に入学。東京帝国大学で教鞭をとっていた吉野作造の講演を聞いたことがきっかけで、吉野作造の自宅に出入りするようになり、その縁で、作造の長女・信子と知り合い、結婚に至ります。

1921年(大正10)夏、亀城は、先輩の遠藤新に誘われ、フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルの建設現場で働く機会を得ます。これがきっかけとなり、1923年(大正12)4月に亀城と信子はアメリカに渡り、約2年間、ライトのアトリエに勤務しました。

帰国後、亀城は、大倉土木株式会社(現在の大成建設)に入社して、設計の仕事を始めます。会社の仕事するかたわら、友人から依頼されて住宅を設計し、それを雑誌に発表することによって、建築家としての評価を高めていきました。また、信子も、日本の住宅に関する自分の考えを雑誌に発表したり、住宅設計コンペに応募したりと、積極的に活動をしました。

1935年(昭和10)に竣工した土浦亀城邸は、採光と換気を考慮した大きな開口部や、合理的に考えられた間取り、水洗トイレやボイラーを始めとする最新設備を備えた住宅でした。当時の雑誌記事等にも積極的に取り上げられています。冬は冷たい水で炊事、洗濯をするのが当たり前だった時代に、皿洗いのために温水が出る台所。当時の住宅事情では、家事労働のための設備を充実させようという動きは一般的ではありませんでした。

現在のわたしたちの合理的な暮らしの出発点は、この住宅にあるといっても過言ではありません。


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